2年前の秋に薪用の木を切り出した雑木山のその後です!
この春に、笹や雑木の幼木を徐伐してナラやサクラなどの薪やホダ木(シイタケ栽培
などに使用する木)になる木を育てるために手入をしました。
手入をすることで、後15年もすればまた皆さんにお届けできる薪が取れる林になりま
す。
昔の里山は、この様に人が手を加えることで美しく維持されていました。写真に写って
いる杉の林も我々で手入されており、田植えの終わった田んぼと手入された里山は
実に美しく見えますね~。
これは、実生と言ってこの山を伐る前に落ちたどんぐりの実から芽を出したナラの幼木
です。他の雑木を徐伐する時に伐ってしまわないように細心の注意を払います。
でも時々間違って伐ってしまいますが、ナラの木は生命力にあふれているのでまた切
口から芽を出してくれます。
一方で、薪として伐った切り株からも写真のように盛んに新しい芽を出します。山は手
入を繰り返すことで再生可能な資源になりますが、手入をしないと猿や鹿が出没する
荒廃した山になってしまいます。