やっと山の雪も消え昨年秋に伐採した薪材の出荷始まりました。
今年の春は、名残雪とは呼べないくらいの雪が降りやっと消え始めた雪の上に新雪が
積もりなかなか山に入れない状態が続いていました。ここに来てやっと気温が上がり
始め、フキノトウなどがちらほらと顔を出しています。
山の上から木を出すのがなかなかの苦労です。雪が降る前に作業道を開設してから
伐採を始め、作業道脇に集積しておきます。雪の少ない年は冬場に搬出することもあ
りますが、今年のように雪の多い年は春に一気に搬出します。
写真のように伐採し終わったところは、切り株から新しい芽が出始めます。この山は
ナラ・サクラ・ホウの木が生育していたので、ナラの切り株からの芽は残し、残りの切り
株からの萌芽は徐伐するとともに、ナラの苗を植林してナラの林に作り変えます。しか
し、最初に成長するのは、薪材には向かない低木が中心なので数年間は雑木とのた
たかいが繰り返されます。
伐採してから15年程度で、しいたけの原木が取れる山になり20年後には、また薪の採
れる山に変わります。
毎年、作業道を開設しながら小面積で伐採と再生を繰り返すことで生きた山を持続す
ることが出来る用になります。